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2016年10月17日月曜日

子どもの素敵な作品ご紹介♪【体験講座レポ】

思いあふれる作文

感じて考えて書ける子に!

岩下作文教室 岩下春江です。



先週のお題はこちら。


これは何か、知っていますか?

椿の実です。

我が家の前にある椿の木から取りました。



前回のイタリア製のマカロニと同じく、※↓↓

手を後ろにさせて触ってもらいます。


大切なのは、自分の中に浮かんだ言葉を自分で知ること。

否定しないこと。

少しの間、覚えていて、あとで書き留めること。



子どもって面白いんですよ。

これが何かを知りたいけれど、

「自分の中の言葉を出す」

という課題にすると、「何か」ということは

二の次になるようです。


大人は、「何か」が最重要課題ですが、



子どもは、

触った感じ、

途中で起きた事件、

その時の気持ち、

想像したことなどに



集中してくれます。




今回は、これ(椿の実)に名前を付けてもらいました。

最後まで、「これ何?」と聞かれませんでしたよ(^^♪

面白いでしょう?



文章は、時系列や説明に

まだ推敲の余地はあるけれど、

子どもらしい発見をした作文に仕上がりました。

私は大満足!

子どもとママの了承を頂いたので、紹介します。




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「バッテリーカカオ」



ぼくは おどろいた。

なぜかというと それは色がこくて 半分だったから。



先生がぼくの手に 何かおいた。

目をつぶったまま だったから びっくりした。

さわったら まあるい。

虫にさされたみたいに はれていた。

木でできているようだ。


わっと見てしまった。

どうしても見たくなってしまったから。

こい色が見えた。


やっと見ていいことになった。


あ、知ってる!カカオみたいだ。

ちゃいろっぽい 木みたいな かたちだ。


さわっていたら ころがった。

ぼくの手のひらに 7こ 全部はいった。


ぼくはこれに なまえをつける。

バッテリーカカオだ。


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掲載の許可をして下さった 子どもとママ。

ありがとうございます。


「はれてる」っていう感覚、面白い。

虫刺されを思い出して、それに似ている、と思い出した。


「ぼくはこれになまえをつける」っていうのも

楽しい!


この子は、日ごろから

お話を作ったり、何かネーミングをしたりすることが

得意だそうです。



こんな素敵な面を

伸ばせて行かれたら

いっぱい自信をもって生きられるはず。



最後は、岩下がいなくても、

自分で自分の思いを

引き出すことができるのが目標。




少しずつ自分の思いを出す訓練をしていきますよ(^^♪





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